【採用される作品ってどんな作品?】過去のタビノコトバの採用作品を紹介する

タビノコトバ

第3回タビノコトバでは、現在クラウドファンディングを実施中です。
全て自作で挑戦するクラウドファンディング、ぜひ一度サイトを訪れてみてください。http://tabinokotoba.com/crowdfunding3/

過去のタビノコトバに掲載された作品を紹介する

旅の文章・写真を公募し、採用作家の作品を掲載した冊子を作成・展示会を開催するタビノコトバ。これまで2016年に第1回、2018年に第2回を開催してきました。

タビノコトバvol.1(2016)
タビノコトバvol.2(2018)

採用されて冊子に掲載・展示会を開催してもらえる作品ってどんな作品なの?という疑問を抱かれる方も多いはず。

結論から言うと、文章で言えばエッセイ・小説・詩となんでもあります。
写真は”絶景をドーン!”のような写真ではなく、拡がりを感じさせてくれるものが多いですね。

この記事では、過去の採用作品をいくつかピックアップし、紹介していきたいと思います。

 

※2020年5月20日から7月20日まで第3回の作品を募集しています。

【第3回タビノコトバ募集要項】旅の文章・写真を本にまとめて展示会を開催

【展示の様子】過去のタビノコトバ展の様子を写真で振り返ります

過去のタビノコトバ採用作家の作品

山崎陽さんの作品(第1回)

タビノコトバvol.1の最初を飾った作品。
初めて乗った飛行機での緊張と、小さな親切をくれたブータン人との最初で最後の出会い。

当時大学生だった、山崎さんの瑞々しい作品です。

山崎陽さんへのインタビュー記事

小畑まみさんの作品(第2回文章部門)

僕が応募された作品を一読し、「採用されるだろう」と確信したのは小畑さんのこの作品ただ一つです。

これまでの旅でなにがあって、これからどこへ行くのだろう。
読み進めていくと、そんな疑問を抱かせてくれます。

狭く閉ざされた価値観が、旅や出会いを通して拡がり、また次の旅に出る。
前後の物語を想像したくなる作品です。

左:森山祥子さんの作品(写真)、右:小出昌実さんの作品(文章部門)

冊子を作成するときは、文章に写真を添えてページを構成しています。

文章部門の方の写真をそのまま使うこともあれば、こちらの写真を使用することもあり、写真部門の方の採用写真と文章部門の方の採用文章を組み合わせることもあります。

森山さんの写真作品と、小出さんの文章作品。
このシンプルな2作品が見出しページで合わさったときに、お互いを高め合ってくれると確信してページを作成しました。

森山さんのこの写真、目を引きますよね。素晴らしい。

左:ヤマグチリリコさんの作品、右:やましたたまみさんの作品(第1回)

ヤマグチリリコさんの作品は、”旅先で買ったコンビニの傘”という誰もが手にしたことのある身近な物を美しい言葉で表現した作品。

どこへ行ったとか何をしたとか、そんな特別な旅が旅の全てではなくて、あなたが気づいた旅を表現すればいい。タビノコトバが表現したいこと感じさせてくれる作品です。

やましたたまみさんは第1回ではこの作品が、第2回では写真部門に応募して頂き、採用になった作家さんです。
二眼レフを浸かったちょっとぼんやりとした写真が印象的で、冊子全体を通したときにとても効果的な役割を担ったくださっています。

黒田朋花さんの作品(第2回文章部門)

黒田朋花さんの作品は、一体なんの話なのだろうと疑問に思いながら物語を読み進めていくことができます。想像することの楽しさを感じさせてくれる作品です。

自然物と心、それぞれの変化がリンクし、一歩を踏み出すことを後押ししてくれるような、そんな作品です。

ちなみに黒田さんは第2回のトークイベントにも登壇して頂き、
「かつては旅をするときは10分刻みでスケジュールを作成していて、一緒に旅した人にブチギレていた」という逸話を話してくれました(笑)

茂木麻予さんの作品(第1回)

vol.1では2作、vol.2でも1作が採用されて、2回連続で採用作家になった茂木麻予さん。
旅で出会った人たち」をテーマに、このHP上でも連載をもって頂き、活躍してくださっています。

舞台はワシントンからニューヨークに向かう列車の車内。
大晦日の真夜中に何度も停車する車内では、若者がどんちゃん騒ぎし、赤ん坊が金属音のような声で泣き、母親に全ての責任を擦り付ける父親が乗っていた。

頭がクラクラとするような状況下の中で、思いがけずに突如現れる温かさ。

その温かさに触れたことで旅に彩りが加わる瞬間があって、そんな一瞬を表現してくれた作品です。

茂木麻予さんへのインタビュー記事

miさんの作品(第2回写真部門)

空の青さと、列車の青さが重なり、旅への期待が高まる写真。
見開きで大きく掲載させて頂きました。

当時は世界一周中だったmiさん。旅先から写真を送って頂きました。

Rucocoさんの作品(第2回文章部門)

ペリリュー島というあまり馴染みのない島の、日本との深い関わりが描かれている作品。

Rucocoさんは、連載作家として8作品の連載作品を書いてくださっています。
少女のように旅を楽しんでらっしゃるRucocoさんの連載も、とても面白いのでぜひ読んでみてほしいです。

Rucocoさんへのインタビュー記事

タビワライフさんの作品(第1回)

まっすぐな文章表現と、美しいグラデーションの写真が目を引くタビワライフさん。
いつもの場所が、いつもの時間が、当たり前に過ごす日々が旅の延長であると気づかせてくれる作品です。

お二人は現在バンライフを楽しみつつ、youtubeなどで表現活動を続けてらっしゃいます。応援しています!

タビワライフさんへのインタビュー記事

過去の冊子タビノコトバvol.1、vol.2を購入できます

まだまだ紹介したい作品はたくさんあるのですが、今回はここまで。
好評ならば、また次回に作品を紹介しようと思います。

今回紹介しませんでしたが、実はvol.1ではスタッフ3人の作品も掲載しています。
vol.2では敢えて掲載しない判断をしたのですが、読者の方からスタッフの方の作品も読みたいという温かい声も頂き、vol.3はどうしようかなと悩んでいるところです。

そんな過去の冊子2冊を購入することができます。

過去の冊子をご購入できます


https://tabinokotoba.stores.jp/

 

vol.3となる第3回タビノコトバでは作品を募集しています。
応募をお待ちしています。
旅の文章・写真作品募集期間:2020年5月20日から7月20日

【第3回タビノコトバ募集要項】旅の文章・写真を本にまとめて展示会を開催

6 Comments

【よくある質問・疑問】タビノコトバってなに?疑問・質問をまとめました | タビノコトバ

[…] 完成する文芸誌はどのような冊子ですか? これまでvol.1と、vol.2を刊行してきました。掲載された作品ページを紹介した記事がありますのでご参照ください。応募頂いた中からおよそ10作品程度を掲載し、1つの冊子としてまとめました。バックナンバーを購入することもできます。 […]

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