久しぶりにタビノコトバメンバーが集まった

近況報告

先日、久し振りにタビノコトバメンバーが集まって食事をした。

スタッフの1人は北海道に住んでいるため、頻繁に全員が揃って会えるわけでもない。
そういえば4人が揃ったのは、昨年10月のタビノコトバ展が最後だ。
以前は月に1度くらいは顔を合わせていたが、随分会う頻度も減ってきたものだ。
そのぶん、久し振りに会ったたときにはいろいろな話に花が咲く。それぞれの近況を話しあった。

そもそも今回集まるきっかけとなったのは、北海道に住むスタッフのシンジが東京に来るということからだった。
「ところで、どうして東京に来るの?」
「アフリカから帰ってくる便の経由で東京に寄るんだよ」
どうやら仕事でアフリカ諸国へ行ってきたらしい。

カタールを経由して、成田→羽田→新千歳とのこと。なかなか大変だ。

「日本に帰ってきて最初の食事だろうから、なにか食べたいものでもある?」
「川崎の餃子とカレーが食べたい」 僕たちにとっては馴染みのお店の名前が挙がり、その店で集まることになった。東アフリカの国から長い時間をかけて成田に着き、現地で買ったチョコレートをお土産に、そのまま川崎へやってきたらしい。
お疲れさまでした。

ツカサくんは最近、1歳に満たない子どもと一緒に家族でハワイ島へ行ってきたらしく、その美しい海の写真が羨ましい。

ハワイ島での移動は、もっぱらレンタカー。
格安レンタカー会社で車を借りたため、チャイルドシートは有料だったそうだ。

さて、どうしようかと考えた答えが、ハワイに着いてすぐにウォールマートへ行き、チャイルドシートを購入するということだった。
そっちの方が圧倒的に安いらしい。

合理的なツカサくん。なんだかツカサくんらしい話だなと思った。
 

かんちゃんは、こちらも家族で友人の住むバンコクへ。
一流ホテルに泊まったはずが、ツカサくんのハワイのリゾート写真を見て「ハワイいいな」を連呼していた。
バンコクの空気の悪さが印象的だったとか。
 

僕はと考えると、最近海外に行っていない。
しばらく一人旅にも出ていない。写真を撮るための旅をしたい。

ただ、だからと言って旅はしていないのかと言うとそうでもない。
物理的な距離は移動していないが、自己を見つめる旅はしているなと感じている。

文章もよく書いているし、ブログも始めた。
自己を巡る旅は、以前よりも多くしているように感じる。
 

久し振りに会ったタビノコトバのスタッフは、いつも通り元気で、いつも通り旅をしていた。

恋人と出かける温泉旅行
家族で出かけたドライブ
バックパックを背負う一人旅

 

旅にこれという形は存在しないと思っている。

それが海外へのバックパック旅であっても、近所の居酒屋であっても、旅としてなり得ると思っていて、タビノコトバではどこに行ったとか誰と出会ったとか、そんな話を本にしたいわけではない。

そこでなにを感じたとか、こんな言葉を思い出しただとか、知らなかった自分を発見したとか、そんな旅の話を読みたいと思い、vol.2では「旅での気づき、再発見」というテーマにした。

いつも一人旅ばかりしていた頃と比べて、旅の形は変化してきている。
もちろん、今後も一人旅をすることもあるだろうし、家族でドライブに出かけることもあるだろう。

物理的でも精神的でも構わない。
ここではないどこかへ行き、そこで新しい発見があり、気づきがあり、出会いがある。
もしかすると、その場ではそれが旅であったことすら気付かないのかもしれない。

帰ってきてゆっくりと振り返った風呂の中で気付く。
「あれは、自分にとって旅だったんだな」 そんな瞬間があっても、いいじゃない。

そんな旅の話を聞きたい。
あなたの旅の物語を聞かせてほしい。

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